銀座の、天空の、白鶴錦の、お酒
先日、通訳案内士のための日本酒に関する研修(「白鶴 銀座スタイル@銀座白鶴ビルディング」で開催)に参加した際に、ビル屋上の田圃を初めて訪れました。rosemary seaさんの中央区観光協会特派員ブログ記事で何度か紹介されていたので、実は一度行ってみたいと思っておりました。
「白鶴銀座天空農園」と名付けられた田圃の広さは約110平方メートル。テニスのダブルスコートの面積が260.76平方メートルなので、その片面にも満たない広さです。この「白鶴銀座天空農園」で2007年、灘の老舗蔵元・白鶴酒造は自社開発酒米「白鶴錦(山田錦の兄弟品種)」の栽培を始めました。東京のど真ん中、銀座のビル屋上での米栽培は簡単ではないと想像されますが、2013年から毎年「白鶴銀座天空農園」で収穫した「白鶴錦」のみで仕込んだ日本酒を発売しています。
研修で伺ったお話では、1年間の米の収穫量が籾付きで50キロ前後、仕込める日本酒の量は500ml瓶50~60本分だそうです。近年は6月に「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦(500ml)」数量限定40本(今年の参考小売価格:10,700円+消費税)を、銀座の限定された販売店で販売しています。白鶴酒造の公式SNSによると、10月17日に稲刈りが全て終了したとのこと。私は普段、ワインが中心で、日本酒をあまり飲まないのですが、来年6月にこの貴重な日本酒を買って味わいたいと思います。
写真左上:田圃の土の深さは10cm程度しかないそうです。
写真右上:ビル屋上には鐵砲洲稲荷神社が分祀されています。