【遠足シリーズ第54弾】三越(越後屋)創業者ゆかりの地・三重県松阪市を訪ねて
こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
今年も残すところあとわずかとなりましたが、年末年始にはクリスマスや元日があり、いつもより少し食卓が贅沢になる時期ですよね。
皆様の中には、中央区内に2店舗を構える三越をご利用になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな三越ですが、実は三重県松阪市にゆかりの地があることをご存じでしたか?
先日初めて訪れたその市にて、中央区内でもお馴染みのライオン像を見つけました。
「ここは三越の入口なのでは?」と錯覚するほどどっしりと鎮座するそのライオン像のそばには、「遠来像の由来」と題された案内板がありました。そこにはこう書かれています。
「このライオン像は、平成二十七年九月二十八日、株式会社三越伊勢丹ホールディングスより松阪市に寄贈されたものです。三井家の始祖・三井高利(1622年~1694年)は松阪に生まれ、全国にその名を知られる大商人となりました。」
中央区観光検定の公式テキスト『歩いてわかる中央区ものしり百科』にも記載がある通り、日本橋三越本店の始まりは、江戸時代に日本橋に呉服商の越後屋を開業したこと。
今や国内外の多くの方々に親しまれている三越の前身・越後屋を開いた三井高利の生誕の地は、現在「三井家発祥地」として松阪市の史跡に指定されています。
通常非公開の史跡ですが、今回は偶然にも一般公開されていたので、高利の祖父母・父母の五輪塔、高利「産湯の井」と伝わる井戸、高利十世孫三井高棟の筆跡による記念碑などを見学してきました(敷地内撮影不可)。
今年3月の記事「日本橋三越本店で『よりみちマーケット』開催中!~第1回は自転車ライフを充実させるアイテムが勢ぞろい~」でふれた通り、2023年は三越(越後屋)創業350年ということで、「三井家発祥地」が期間限定で公開され、市をあげて三井家ゆかりの地を広くPRしていたようです。
【参考記事】読売新聞「『越後屋』創業350年、三井家発祥の地を期間限定で公開…三重・松阪市」(2023年10月4日)
三越(越後屋)創業者ゆかりの地・三重県松阪市を訪れ、三井家発祥地や松阪商人関連史跡を見学することで、中央区の歴史を異なる角度から掘り下げて理解することができました。
来年も遠足シリーズを通し、日本全国にある中央区との関係をご紹介していきたいと思います。