高橋信之個展 BON VOYAGE EN FRANCE! 2023/12/17~12/24
銀座1丁目のコージーコーナーの角から昭和通り方面に50mほど行ったところに、「ギャラリームサシ」があります。 この高橋信之さんの個展の前週には、Botanical Artの展覧会が開催されていました。
いつものように右手に展示作品をちらっと拝見して通り過ぎようとしたら、とても強いオーラAura に引き寄せられました。
絵からは手をつなぎ波止場を歩く親子、おしゃべりをしている恋人たち、漁船で働く人たちの生き生きとした躍動感が伝わってきます。空には鴎が飛び、中央の山上には一軒家が描かれ、その右には一羽の鳥、島の向こうには帆船が描かれています。 とても生活感と旅情をそそる素敵な絵です。
左下の船体には、LA PROTECTION DE LA TERRE.と書かれていて、「地球を守ろう!」という地球温暖化対策の様なお考えも窺われます。
高橋信之さんの作品の好きなところ on ecoute la voix de la nature
ギャラリーに入ると、高橋信之さんが、それぞれの絵について説明をして下さいました。
自慢の自信作の前で、笑顔で記念写真に納まってくれました。
この絵では、真ん中に女性二人が座っておしゃべりをしています。左側の女性が手を上げて、赤ん坊を抱いた女性に忠告している様にも見えます。 そして、それを描いている画家。高橋さんの様にも見えます。キャンバスには、「on ecoute la voix de la nature」(自然の声を聴こう)と書かれています。
真ん中には、ゴッホが描いたイトスギの様な木が描かれています。 そして、右側にはブドウ畑を挟むように並木が描かれていて、そこにはキューピッドが恋の取り持ちをしようと弓に矢をつがえています。画面には教会が3つ描かれていて、生活の中心となっていることが窺えたり、右側のトラクターを運転している男性が、道を歩いてくる友達の呼びかけに応えている風景も抒情的です。 私の過去が、De ja' vu.(デジャブ)として、甦ってきました。
絵の何処かには鳥が描かれていたり、自然を描いている高橋信之さんの絵が大好きになりました。
女性の生き生きとした顔を描くのも上手ですね。
高橋信之さんは、フランスに滞在中に何度も現地で住むことを勧められたとお聞きしました。
現地の人と風景を描いた作品は、緑色と赤色を多く使用していて、元気が湧いてくる感じがします。 とても親しみの持てる作品で、温かく感じられます。
高橋信之さんの温かい作品が大好きです。健康に留意され、ご活躍を祈念します。 Bon voyage!
(このブログの掲載は高橋信之様ご本人の御許可を得ています)