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2024 新春鏡開き「お汁粉振舞い」

 2024 新春鏡開き「お汁粉振舞い」

 1月11日14:00より、日本橋榮太樓總本舗にて、新春恒例「鏡開き」が行われ、先着500名にお汁粉が振舞われました。      鏡開きとは、年神様の依り代として正月に神棚や床の間にお供えしていた鏡餅を下げ、神仏に感謝し無病息災を願い、雑煮か汁粉にし食する伝統行事です。                    武家の「具足開き」、商家の「土蔵開き」、農家の「鍬初め」などの新年の事始めと一緒に行われたとされます。         鏡餅は、昔 武家では切るという言葉を忌み、小槌で割り小分けし、小豆の汁粉にするのも、邪気を祓う意と、古代の米のルーツ 赤米を偲んでのことと言われます。                 この日都心の最高気温は7.2℃と日中の気温としては今冬一番の寒さを記録し、冷え切った体に温かい汁粉は心和むおもてなしです。 戦国時代以降、武家では正月、甲冑の前に供えた餅を「具足餅(鎧餅)」(飾り)と言い、江戸では町人がこれを真似し、商家では甲冑がないため、あれこれ縁起物を具足に見立て飾り付けたと伝わります。  店内には、前日まで、この形を踏襲した「江戸お供え餅〈具足飾り〉」が展示されていました。   創業200有余年を数える老舗の脈々と受け継がれる歴史を感じる一コマです。