鉄砲洲稲荷神社で「寒中水浴大会(寒中禊)」が開催され、無病息災を祈願しました。
前夜に初雪があった1月14日、鉄砲洲稲荷神社で毎年恒例の寒中水浴(寒中禊)が行われました。
今年で69回目を迎えた寒中水浴大会
鉄砲洲稲荷神社の寒中禊は、昭和30年(1955年)から毎年1月の第2日曜日に行われており、今回が69回目となります。男性はふんどし、女性は白衣を着て鉢巻をしめて氷柱の入った水槽に入る修行です。
前日は東京で初雪があり、晴れましたが寒い朝となりました。なんでも雨が降ろうが雪になろうが中止はないそうです。とりあえず晴れてよかったです。
はじめに神社のまわりを一周走って体を温めます。そして宮司のお祓いを受け、掛け声とともに櫓で船を漕ぐ動作をする「鳥船」、二本の指で空を斬り邪気を払う「雄詰」など導師の説明を受け、御詠歌を吟じながら行います。準備運動や注意事項を受けて数回に分けて水槽に入ります。
2組に分かれて交互に水槽に入り、手を合わせて上下に振りながら「祓戸大神」を唱えます。待っている組は水槽の周りで「鳥船」を続けます。「鳥船」は自らの願いに船を漕いで近づくという意味があるそうですが、体を動かして温める効果もあるのでしょう。
はじまりには区長ほか来賓の挨拶があったのですが、裸でじっと立って聞いている参加者はこういう時が一番寒いんじゃないでしょうか。動けないですからね。
いよいよ水槽に入ったとき、前のほうから「わっ」「きゃっ」の声が。あふれた冷水がドッとぎゅうぎゅう詰めの観客の足元に押し寄せました。少しでも高い所に逃げようと、みんなあたふたすることに。私も以後、ずっと濡れて冷たい足のままで見る羽目となってしまいました。
終了後、水浴参加者の面々が近くの銭湯の湊湯さんにすっとんでいく姿が。そりゃ早く温まりたいですよね。お疲れさまでした。