2024 お福分け「節分祭豆撒式」
平安時代創建と伝承される古社で、江戸時代には江戸湊の入口に鎮座する神社として地域の人々の信仰を集め、明治初年、現在地に遷座された鐵砲洲稲荷神社。 2月3日16:30より、境内にて恒例の節分祭豆撒式が挙行されました。節分とは本来、季節の変わり目で、立春·立夏·立秋·立冬の前日ですが、立春は一年の始まりとして特に重んじられ、次第に節分といえば春の節分を指すようになったとされます。 古来、節分には、新しい季節を迎え邪気や厄を祓う習わしがあり、豆撒きは除災招福の神事儀礼の一つでした。 拝殿でお祓いを受けた裃姿の福豆撒き奉仕役は、次々と神楽殿に登場し、山本中央区長の挨拶の後、「鬼はそと、福はうち!」との掛け声のもと、邪気の象徴である鬼を追い払い、福を招き入れます。神楽殿で演奏される豆撒きとマッチしたリズムの鐵砲洲囃子の音をバックに、大量の福豆撒きが始まると、紙袋を広げた大勢の子供たちの手が一斉に伸びます。 神楽殿前には地元の消防団が出勤服姿で並び、子供たちの安全を見守っています。 景品と交換できる当たり籤入りも撒かれ、境内は大勢の人の熱気と喚声に包まれました。