東京アートアンティーク2024 繭山龍泉堂
東京アートアンティーク ~日本橋・京橋美術まつり」は、4月25日から27日までの3日間、盛大に開催されました。
画廊めぐりの為に印刷されたブックレットには79の骨董店・画廊が開店していました。
私は日本橋高島屋の向かい側にある「壺中居」から、途中にある「桃六」のお店を経由して京橋までにある骨董店で珍しい掘り出し物や四季彩舎で発表していた「水口麟太郎典」などを拝見しました。
最後に訪問した「繭山龍泉堂」では、展示品の目録を頂いて、作品の名前、制作年代などを見て鑑賞しました。
親切そうなお店の方に、「青銅螺鈿鏡」と「白銅四鳥文八稜鏡」の裏側(鏡面)について、実際に鏡として機能していたのかをお聞きすると、裏返して鏡面を見せて頂きました。とてもご親切に教えて頂きました。
こういう時でないと、なかなか話しかける機会がなく、今回質問したことで、疑問が一つ解けました。
写真の建物は、『歩いてわかる中央区ものしり百科」によれば、
関西の建築業界を牽引した東畑謙三氏による設計です。 通りに面した北面と東面は錆付きの由来石を額縁状に廻し、壁面を弁柄入黒漆喰で仕上げているとのことです。 国の登録有形文化財(建造物)に指定されています。
日本陶磁協会「陶説」
繭山龍泉堂に入館した記念に、希望者に日本陶磁協会発行の「陶説」という貴重な書籍を頂戴しました。
この57号、十二月号というのは、昭和三十二年十二月一日発行のものです。(西暦1957年)
投稿されている方は、今では歴史上の人物となられた方々ですが、中でも目を惹いたのが、
「利休と増田鈍翁 茶老漫歩 松永安座衛門」です。
その他の方々の投稿も拝読して、陶器について勉強したいと思っております。
この書籍は、陶磁器だけでなく当時の風潮や広告で協賛されているお店の名前と取扱商品についても学ぶことが出来、大変貴重な骨董品(注※)です。
骨董品の定義(※):年代物であること、希少価値のある古美術や古道具であること。物品のジャンルは問わず、衣類や、家具など多岐にわたる。フランス語では、Antique と呼ばれます。