かつての外堀が実感できるスペース
銀座みゆき通り泰明小学校前から帝国ホテル方面に向かうと、すぐに高速道路の高架、続いてJRの高架があります。
この二つの高架の間(向かって左側)に、幅約2.3m、長さ約300mにも及ぶ細くて長いスペースが、新幸橋交差点付近まではるかに伸びています。
写真の向かって左側が東京高速道路、右側がJR東海道新幹線の高架です。
( 但し、高速道路会社の専用地のため、関係者以外は通行できません)
これは、かつて外堀があった跡で、かなり下っていることから、外堀の堀底もイメージされます。
東京高速道路(株)が、昭和28年から、細長いビルとその上の高速道路を造るため、この地区の外堀を埋めました。
一方、JRは、この地区に大正3年までに煉瓦造りの高架橋を造って以降拡張しつつ、高速道路に最も近い位置の高架に(昭和39年の東京オリンピックに間に合わすべく)東海道新幹線を通しました。
そのため、高速道路とJR新幹線が、至近距離で並走することとなり、写真の通り、その間の細くて長いスペースが残ったものです。
高速道路の下は、銀座コリドー街
高速道路の下のビル(2階建)は、銀座コリドー街で、おしゃれな店や人気の店が並ぶ飲食店街が続いています。