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2024 6年ぶり「神幸祭」都心で繰り広げられる王朝絵巻

 2024 6年ぶり「神幸祭」都心で繰り広げられる王朝絵巻

 江戸の祭禮文化を代表し、神田祭と共に「天下祭」と称され、江戸城内で徳川将軍の上覧拝礼を受けた日枝神社 山王祭。     6月7日~17日、6月15日の例祭奉幣を中心にその前後に行われる20以上の諸祭典を含めた総称で、5代将軍家光の頃、倹約令の先触れといわれるお達しにより、神田祭と交互に隔年で本祭·陰祭を行うことになったとされます。                     7日、コロナ禍の2020年と2022年は中止された、本祭のときだけ行われる「神幸祭」が6年ぶりに斎行されました。         御鳳輦二基(一之宮·二之宮)、宮神輿一基(三之宮)、山車六基が300mもの御列次を組み、王朝装束を身に纏った総代役員や氏子青年に供奉され、都心の銀座·日本橋などの氏子区域を練り歩きます。   総勢約500人からなる歴史絵巻は圧巻です。           6年ぶりの神幸祭復活を祝し、8代将軍吉宗の命により江戸に連れてこられたベトナム象が話題となり、流行り物として山王祭附祭に登場したとされる「糀町の象の出し物」が再現され、初お目見えです。 各域内を氏子町会が奉仕·警護に当たり、域の境目では町会役員同士の引き渡しの儀式も見られます。