オフィシャル

　銀座シックスの吹き抜けの装飾には、いつも感心させられています。

１階店舗、SIXIEME(シジェーム） から見上げた光景です。　真っ赤な店舗売り場と車、そして真っ白な線が船を舫う様にも見え、何処か遠くの知らない所、夢の中かと勘違いさせるようにも思えてなりません。

　今回の作品は、CHIHARU　SHIOTAさんの「６つの船」です。

頂いたリーフレットによれば、

『本作品は、《６つの船》をテーマに最大で全長５メートルになる６隻の船が中央吹き抜け空間を飾ります。これまでも塩田氏の作品にはしばしば船がモチーフとして用いられてきました。船は人や物だけでなく、時間をも運びながらいずれかの方向に前進するものであり、「存在とは何か。生きているとはどういう意味なのか、私たちは何を求めて、何処へ向かおうとしているのか」を追求してきた塩田氏の問いに共鳴しています。　新作アートでは、近代日本の歴史が詰まっている銀座において、様々な困難を乗り越え、その度に発展を続けてきた銀座の「記憶の海」を６隻の船が出港し、前進する様子を表現しています。６隻の船は異なる高さや向きで配置されているため、各フロアから見え隠れする船を眺めながら、ふと異次元を訪れるような想像の旅をお楽しみいただけることでしょう』