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2024 小花群がり咲く「シモツケ」の淡雅な香り

 2024 小花群がり咲く「シモツケ」の淡雅な香り

 隅田川に架かる、斜張橋の主塔に、当地石川島の旧称「兜島」に因み「兜の前立物の鍬形」意匠が採用された特徴的デザインの中央大橋から下流左岸と佃川支川沿いに広がる佃公園 隅田川テラスの植樹帯に植栽されているシモツケが青空に映え開花中です。    シモツケは日本及び東アジア原産のバラ科シモツケ属の落葉低木。和名は下野の国(栃木県)で最初に発見されたことに因むとされます。草本である同科別属のシモツケソウ(別名クサシモツケ)に対し、木本を意味するキシモツケとも呼称されます。           地際から幹/枝が立ち上がり樹形は株立ち状で、初夏、新枝の先に、蕾の時は丸い粒を呈した、濃紅·紅·薄紅·白等の花径5mm前後の5弁花を半球状に群がり密に付け、25~30本の雄蕊は非常に長く花冠から突き出し、ふんわりとボリューム感ある繊細な花姿です。   葉は狭卵形ないし卵形で縁に鋸歯があり互生します。基本種の葉色は緑ですが、黄や橙、季節により色変わりしカラーリーフとして重宝される園芸品種も作出されています。              庭木や公園樹のほか、鉢植えから盆栽、切り花など幅広く用いられてます。