サム

2024 年末の風物詩 縁起熊手を売る祭りの賑わい

 2024 年末の風物詩 縁起熊手を売る祭りの賑わい

 11月の酉の日に行われる「酉の市」は、開運招福、商売繁盛を願う、江戸時代から続く年中行事です。              酉の日は12日毎に巡ってくるので、2回の年と3回の年があり、築地波除神社では、今年は一の酉(11月5日)、二の酉(11月17日)、三の酉(11月29日)の日程にて執り行われます。             一説では、江戸近郊の農民の収穫祭が「酉の市」の発祥とされ、秋の収穫物や熊手など農具が並んだ市が、江戸市中へ広がるにつれ、熊手が金銀や福を搔き集めるものと見立てられ、様々な縁起物を飾って、商売繁盛、招福の意味が込められるようになり、都市型の市に変遷定着したと伝わります。                 境内では酉の市名物の縁起物が沢山付いた熊手を売る露店が出店し、界隈で商売に携わっている人々が買い求めに訪れ、売買成立の都度、威勢のいい手締めの音が響き渡ります。                          社務所では、おみくじ付き開運熊手神符「かっこめ」や酉の市限定の御朱印の授与が行われています。因みに「かっこめ」とは、八本爪の熊手に、稲穂·小判·金銀の鈴·開運神符が付いた、年の瀬を迎える縁起物のお札のことで、開運籤を引き、当たりを引き当てた人には「金運招福紙小判」や「金箔入·干支(大·小)」がプレゼントされます。