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2025 邪気を払い無病息災を祈る「七草粥」振舞い

 2025 邪気を払い無病息災を祈る「七草粥」振舞い

 1月7日は年が改まり最初に迎える五節句の一つ「人日の節句」。築地·波除神社では、10:40より「七草神事」の祭典が執り行われた後、獅子殿脇にて「七草粥」が振舞われました。         通説では、中国伝来の、1月7日の人日の節句に、七種の若菜入り熱い汁物「七種菜羹」を食し邪気を払う風習と、日本古来の宮中行事の、年初めに芽を出し始めた若菜を摘み取り、生命力をいただき長寿を願う「若草摘み」の風習が結びつき、「七草粥」が食されるようになったとされ、江戸時代に五節句が式日(祝日)に制定され、民間に広がり定着していったと伝わります。            この日の朝に、大地から芽生えた春の七草(せり·なずな·ごきょう·はこべら·ほとけのざ·すずな·すずしろ)を入れた七草粥を食し、邪気を払い無病息災を願う伝統行事です。             正月7日は松の内最後の日で、お節料理から日常の食生活に戻る区切りでもあり、ご馳走を食べる機会が増えた正月期の胃腸を労り、青菜が不足しがちな冬場の栄養補給も兼ね備えた先人の知恵とも言えます。 あっさりと仕上げたお粥は、温もりと優しさが伝わってくるおもてなしです。