あすなろ

残暑 風鈴に情緒求める

涼を感じさせてくれる風鈴

江戸時代になると、魔除けから涼を感じるものへと変わり、大衆に広まっていきました。

江戸風鈴は型を使うことはせず、宙に浮かせた状態で、ガラスを吹いて作ります。ガラスを切断してできるギザギザした鳴り口は、美しい音を奏でる工夫です。振り管に結びつけられている短冊で、そよ風を捉え、音が鳴る仕掛けです。

風を音に変え、その風情を楽しむ。

自然なゆらぎのリズムによって、心地よさや安らぎをも感じさせてくれます。

 残暑 風鈴に情緒求める

福徳神社から福徳の森へと続く小径に、約200個の江戸風鈴を装飾する夏の恒例企画。

夜間はライトに照らされた風鈴で幻想的な夜の秋を楽しめます。暦の上では秋を迎えましたが、暑い日が続いていますね。風鈴が奏でる音にしばし耳を傾けてみてはいかがでしょうか。


◆森の風鈴小径・福徳の森通路
 開催期間:2019年7月5日(金)~9月23日(月・祝)
 ※ライトアップは19:00~23:00