教文館ビル ペーパージオラマ 展示は8月1日まで
教文館ビルが竣工直後の昭和9年に、聖書館ビル側の1階にブラジル政府直営によるコーヒーを日本に広める為のショゥルーム「ブラジル珈琲宣伝所」が開設されました。 これはアントニン・レーモンド設計により、画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の描く巨大壁画「大地」で彩られたモダンなものでした。
このジオラマの紹介では、「教文館・聖書館ビルは建築家アントニン・レーモンドが設計し1933年に竣工した。ビルの8階にレーモンド設計事務所、2階に書店、1階にブラジル珈琲宣伝所とレストラン・パーラーとして名高い富士アイスが入り、都市的な文化活動の拠点にふさわしい建物だった。」とあります。
この時の地図としては、散歩の達人No.280 「昭和の東京を歩く」のP18に、1940年当時の町並みとして、『富士アイス』。昭和初期、書店の教文館 2階にできたカフェ。として紹介されています。
本作品の他、アントニン・レーモンド設計による竣工当時の教文館など1/20スケールで細部まで紙で完全復元した力作を、制作にあたった高校生の秘話とともに展示中です。
日本近代建築の父 アントニン・レーモンド
ジオラマの説明と共に、アントニン・レーモンドさんについての説明の小冊子を販売中です。
冊子の表題は、「日本近代建築の父 アントニン・レーモンドを知っていますか 銀座の街並み・祈り」。
1階レジの前で販売中です。1冊300円(消費税込み)
この冊子によれば、アントニン・レーモンドさんは、
Ⅰ.祈り
東京女子大学礼拝堂、立教学院聖パウロ礼拝堂など
Ⅱ.中央区、銀座の街並などでは
日本楽器製造東京支店・山葉ホール、松坂屋銀座店(全面改装)、聖路加国際病院などを手掛けたと書かれています。 これらの建物が見取り図と共に紹介されています。 こちらも、必見の小冊子ですね。