納涼 エコな盆踊り
循環型社会を実現するための必要要素は、リデュース、リユース、リサイクル。
江戸時代は、リサイクル社会として良く引き合いに出されます。瀬戸物焼き接ぎ、鋳掛、提灯の張替え、古着、灰買など限りある資源を徹底的に利用しつくしました。
「茶の湯」では、割れた器を金で繕って蘇らせ、美的に優れたものとし格が上がったりすることもありました。
一つの物にいくつもの価値を見いだす。知恵によって、たくさんの豊かさが生み出されたのです。
現代の大量生産と大量消費において、ごみが増えていることは問題です。
築地本願寺納涼盆踊り大会開催4日間で約20トンのごみを排出しており、その多くが飲食物を提供するための使い捨て容器でした。
今年はリユース食器を導入し、使い捨て容器ごみの削減・減量に取り組まれます。
SDGs、環境問題を考えるきっかけになるでしょう。
国際社会共通目標の達成に向けて、日本の良い文化、江戸時代からの「ものを大切にする」という生活スタイルや心がけは大切にしたいですね。
◆第72回築地本願寺納涼盆踊り大会
2019年7月31日(水)~8月3日(土)