サム

2019 浜離宮自然観察会(秋)

 2019 浜離宮自然観察会(秋)

 10月27日、浜離宮恩賜庭園にて、中央区環境情報センター主催の「自然観察会 ~秋~」が開催されました。10:00~12:00

講師はNACOTの自然観察指導員。季節の彩り(秋の花‣実)、生き物たちの生態系を、観察し、学びます。園内では、モッコク、ウメモドキ、クサギ、ヤブミョウガ、イヌビワ等の実が色づいています。

風により飛散力を高める、小葉を付けた着果短枝が母樹から離脱して落下する「ケヤキの種子散布」、ヤマトシジミとカタバミ(左画像)に代表される「蝶と食草」、ハゼノキの実から採取した櫨蝋は力士用の鬢付け油等に利用され、高カロリーの餌として鳥類が好んで摂食すること、ハト類は素嚢で作られたミルク状の液体(ピジョンミルク)をヒナに与えて育てること、雌は雄に比べ5~6倍も大きく、色彩‣斑紋も全く異なり、樹間に3重の網を張るジョロウグモの生態、穀斗が堅果全体を包んでいるスダジイ‣穀斗に横縞があるシラカシ‣穀斗が横縞に加えビロード状の毛で覆われているアカガシ等個性的なブナ科の果実 "どんぐり" の数々。興味深いレクチャーを拝聴しながらの散策でいろいろと気づきを得たフィールドワークでした。