デ・ニーロ

佃島

 まるごとミュージアム2019で、久しぶりに無料巡回バスのボランティア・ガイドを担当することになりましたが、何か問題ありますでしょうか?

 コースの前半で、佃大橋を渡るので、そこでお客さんに北斎のこの浮世絵「武陽佃嶌」を紹介しようかと思っています。

 現在の中央区佃地域は、江戸時代大阪の佃村の漁夫が江戸へ移り、砂州を埋め立てた場所で、北斎がこの作品を描いた頃は、まだ周囲は埋め立てられておらず、江戸湾にぽつんと島が浮かんでいます。これは隅田川の明石町側から見た構図で、後ろに富士山が見えますね。

 この浮世絵は、やはりまるごとコースで通る銀座の画廊や神保町の古本屋などで入手可能です。

 安いもので1万円ぐらいから。これを安いと思うか高いと思うかは人それぞれかもしれませんが、もともと版画だし、印刷でみても当時の面影を感じることはできると思います。

 絶対に秘密ですが、実はアタクシ、購入しちゃいました。

 秋の夜長に、こういうのを見つめながら、ニヤニヤするのが好きなのですが、何かモンダイ」ありましたでしょうか?