【番外編】 旅先で見つけた中央区 in シンガポール
「明治屋」の巻
週末を利用してシンガポールに行ってきました。
シンガポールの玄関となるチャンギ国際空港は年間利用者数6,000万人というアジア屈指のハブ空港。乗り継ぎ時間に参加できる無料の市内観光、ムービーシアター、キッズにうれしい巨大すべり台など、あらゆるタイプの旅行者を満足させる設備とサービスが充実していることから、7年連続で「世界の空港ランキング」総合第1位に選ばれています。2019年4月、各ターミナルを結ぶ大型複合施設がグランドオープンし、24時間快適に遊ぶことができる名実ともに世界一の空港は国内外からの多くの観光客でにぎわっていました。
今日はそんなシンガポールで見つけた中央区のお話をしたいと思います。
やってきたのはクラーク・キー
シンガポールの名所のなかでもナイトスポットとして有名なクラーク・キー。ライトアップされたコロニアル様式の建築群を眺める定番のナイトクルーズに加え、最高時速200キロで上空に放り出されるスリル満点のアトラクション、通称・逆バンジーも人気を集めています。川沿いにはパブやレストランが立ち並び、欧米からと思しき旅行者の姿が目立ちました。人種のるつぼという言葉がぴったりの国際色豊かなエリアです。
この一角で見つけた中央区がこちらです。
クラーク・キーのショッピングセンターにあったのは「MEIDI-YA」の文字。そうです、明治屋ストアーです。
公式ウェブサイトによりますと、1980年に明治屋シンガポール有限公司を設立、2003年からスーパーマーケットを営業しているとのことです。今年6月にはシンガポール2号店となる明治屋グレートワールドシティー店もオープンしました。
そこはまるで日本! シンガポールで見つけた明治屋ストアー
シンガポールの明治屋ストアーに入ってみました。
ちなみに隣には北海道どさんこプラザがありました。自分が今どこにいるのか、一瞬わからなくなりました。
初めて来たのに見慣れた光景。ここがシンガポールであることを忘れそう!
明治屋といえばマイシロップ。シロップは今年で発売から90年のロングセラーです。おや、よく見るとK&Kのチェリー缶。むむっ、左上にはみつ豆が。榮太樓、おまえもか! 中央区がいっぱい。
もちろん、明治屋ジャムもありました。今まで生きてきたなかで何瓶食べたことかしら。わがジャム、マイジャム。
空輸のお刺身コーナーまで。種類も豊富で、とてもおいしそうでした。
おなじみの日用品や食料品が並ぶ棚に、ポスターもポップも日本語表記。買い物をするお客さんたちからも日本語が聞こえてきました。やはり長年慣れ親しんだものは安心感が違います。短期旅行者である自分も、この空間では不思議とほっとしてしまうのですから、転勤などで日本から来た方にとってはどれほど心強いことでしょう。明治屋ストアーの存在は、シンガポールで暮らす日本人の生活と心の支えになっているのではないでしょうか。
明治屋京橋ビル
そしてこちらは中央区京橋にある株式会社 明治屋の本社社屋 兼 京橋ストアーです。
繊細で華麗な装飾が随所に見られるイタリア・ルネサンス様式の美しいデザイン。地下鉄駅と一体化して建設された現存最古のビルであり、歴史的にも文化的にも価値のある近代建築史上重要な建造物として、中央区の文化財に指定されています。
経営理念は「いつも いちばん いいものを」。ちょっと“いいもの”を探すとき、私はよく「明治屋なら置いてあるかな」と思い浮かべるのですが、それはまさに明治屋のみなさんが日々の取り組みとして心がけてこられたことだったのですね。
いつもいちばんいいものに出会える明治屋ストアー。京橋散歩の際にまた立ち寄りたいと思います。
株式会社 明治屋|明治屋京橋ストアー MEIDI-YA STORE
中央区京橋2-2-8
銀座線・京橋駅7番出入口直結