秋の浜離宮恩賜庭園
明日は行楽日和との夕方の天気予報に、これは!と思い立ち、2019年11月16日(土)浜離宮恩賜庭園に出かけました。
どこからアプローチしようかと迷いましたが、「訪日を計画中の外国人に勧めるなら・・・」という視点で東京メトロ日比谷線築地駅からのルートを試してみることに。
築地駅→本願寺(道路から参拝、時間が許せば本堂で参拝、境内の諸史跡を巡るもよし)
→場外市場(賑わいに吸引される! 昼食を仕入れるのもよし)
→旧築地市場の工事中防護壁に沿って進む(状況を覗けるプラ板部分や金網部分もある)
→新大橋通りの大きなカーブを進んで行くと潮の香りがする気がする
→築地川が見え、大手門橋が見えてくる
→橋を渡ると浜離宮恩賜庭園の枡形(観光バスなど許可を受けた車の駐車場)に入る
場外市場の人混みを通り抜けるのにスピードは落ちますが、およそ15分で歩けました。
ちょうどボランティアガイドさんによる庭園ガイドのスタート時間。申込は不要で、大手門口のサービスセンター前で待っていると数人ずつで出発となりました。もちろん英語ツアーもあります。
天気予報通りの快晴、風もなく、潮入の池に中島の御茶屋と高層ビルがくっきりと映る美しい庭園風景(タイトル写真)を楽しむことができました。日本庭園の工夫や創設から現在への歴史と変遷など、「へぇ~」がいっぱいのひとときを過ごし、ガイドさんに感謝です。築地川から内堀への流れにかかる橋上では、同行の方が水底に貼りつくエイを発見! TVでは見たことがありましたが、実際にいるんですねぇ。エイもウミウの潜水も観察できるほど水は澄んでいます。
紅葉は樹木によって進み方が違っていました。ハゼの木は美しい赤に、吉宗八代将軍ゆかりのトウカエデは部分的に赤がちらほら。鴨場にはカモも浮かび冬に向かっていますが、木々はまだ秋の風情、紅葉はもうしばらく楽しめそうです。花木園にはこの時期に咲くサクラ(子福桜、10月桜)の花もあり、都心の風景とともに「これぞ日本!」を満喫しました。ガイドツアーは1時間程度とのことですが、この日はゆっくりたっぷり説明してくださいました。
なお、木曜日には燕の御茶屋や松の御茶屋の中に入れる見学ツアーも開催されます。また、中島の御茶屋は現在工事中で、来年の春まで近寄ることはできません。詳しくは浜離宮恩賜庭園のHP https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html をご覧ください。
内堀広場ではシートを広げてお弁当を食べている家族連れもいて、たっぷり歩いた空腹に、場外市場で何か買って来ればよかったなぁと臍を噛む。でも、花木園の売店・濱見世で売られているお団子と大福でとことん日本を味わい、大満足です。
さて、帰路は同じく大手門口から出て、銀座方向に進もうと思ったら、道を間違えちゃった!
電通本社・カレッタに思いっきり突き進んでしまい、港区をしばし彷徨う。旧新橋停車場を模した建物・鉄道歴史展示室あたりをうろうろ。新橋と銀座の境にある天ぷらの老舗・天国さんのビルを目当てにようやく銀座・中央通り、中央区に復帰できたのでした。
銀ブラも楽しんで、東京メトロの銀座駅に戻って、お勧めツアーは完結です。道中ずっと様々な言語が聞こえたので、外国の方に人気のルートだなと納得できました。