「利休のかたち展ー継承されるデザインと心」松屋創業150周年記念記念ー松屋銀座
明けましておめでとうございます。創業150周年を迎えた松屋銀座の2020年最初の企画「利休のかたち展」が始まりました。「日本文化の礎の一つともいうべき茶の湯。その大成者千利休にまつわる道具を通じそのかたちが現在まで脈々と受け継がれた軌跡と意義を紹介するもの」(展覧会案内より)。「利休の美意識と作意」では現存の作例、茶碗・茶入・棗・釜を見せてくれます。官休庵の与次郎作・「湯の釜」を見ることが出来、「千家と職家」では塗師の中村家から「利休形茶器12」が揃って出品されていて写真でしか見たことのないものを目前に見られて嬉しい。
従前の決まりにとらわれず、自分の眼で美しいと思うものだけを信じ、それがいつの間にか「正統」になり、今日の日本人の美意識の底流にまでなっているー凄いですね。
2020年の始めにあたり是非ご覧いただきたい展覧会です。
「利休のかたち展」松屋銀座 8Fイベントスクエア
1月20日まで 10:00-20:00 入場料一般1000円
国宝茶室「待庵」床の間