雛市 内裏雛の並び方
十軒店は、五代将軍綱吉公が、京都の雛人形師を招き、ここに長屋を与え、雛市を開設したことに始まるといわれています。
桃の節句・端午の節句に人形を売る仮の店が十軒あったことから、この名があるともいわれています。
現在は、その面影はありませんが、コレド室町テラスの東南に説明板があります。
さて、古来から雛人形の飾り方、並び方がありますが、地域や時代によって違っています。
現在でも、京都を中心に関西地方では、向かって右が男雛、左に女雛が主流のようです。
それ以外の地域では、向かって左が男雛、右に女雛が主流の地域が多いようです。
文明開化以後の西洋化が影響しているとか諸説あります。
各所の雛人形をご覧になると、伝統を重んじる文化や国際儀礼を知る、とてもよい機会になりますね。
◆熈代勝覧/十軒店の雛市
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅
地下コンコース壁面
◆十軒店跡
東京都中央区日本橋室町3丁目2番・4番地域