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2020 キクモモ花盛り

 2020 キクモモ花盛り

 隅田川は中央大橋上流の佃2丁目付近で東に分流し、隅田川派川(晴海運河)に繋がっていますが、この隅田川派川(晴海運河)沿いに立地するのが石川島公園。佃公園と隣接し、スーパー堤防の採用により、公開空地と一体となり、水と触れ合えるよう親水性が確保され、近隣住民の憩いの場となっています。         相生橋の先まで整備された石川島公園の南端、相生橋南詰の複合施設「相生の里」前広場に植栽されている「キクモモ」が、今年も華やかに咲き誇っています。                  バラ科サクラ属の落葉小高木の「モモ」の内、花を観賞する「ハナモモ」の一品種で、花が菊に似ることから名付けられたとされ、「ゲンジグルマ(源氏車)」とも称されます。              数多くの雄しべが弁化したとされる細長い花弁が折り重なり、枝を覆って咲く様は個性的な形状です。艶やかな八重の濃紅色と、今年は、開花後、季節外れの雪、雨、強風にも見舞われ、まだら咲き気味だっただけに、長く咲き続けたソメイヨシノの淡いピンク色が、麗らかな春空に映えています。