令和初の「スーパームーン」
2020年最大の満月「スーパームーン」が4月7日から8日にかけて見られました。「スーパームーン」という言葉の定義には諸説あるようですが、一般的にはその年に見られるもっとも大きい満月の呼称とされます。8日午前3時9分頃、月が地球に最接近し、約8時間半後の11時35分頃満月になると言われています。因みに今年もっとも地球から遠ざかり小さく見えるのは10月31日の満月。4月8日の満月は、10月31日の満月に比べて、視直径(ある位置から天体を見た時の見かけの大きさを、その天体の直径を見込む角度で表した値)が約14%大きく、約30%明るく見えるとされます。
天体観測というと、流星群や日食などそれなりに準備が必要ですが、月の観察は場所の選択や道具も不要で、手軽に行なえます。今の時期は空気も乾燥しているので、月も一段と輝きを増して見えます。築地の隅田川テラスから望む、月島・勝どきの高層ビル群の上空に輝く「スーパームーン」の光景は壮観ですが、コロナウイルス感染拡大防止のため "STAY AT HOME" を要請される中、自宅で居ながらにして充分楽しめます。