川本三姉妹 「みんな、せっけんで手を洗おう!」

ひなた「わたしは、ジャニーズだよ。」
あかり「モモは、ピコ太郎にする?」
モモ「モモはね、んと、おねがいカメさんでやる!」
三姉妹「せっけんで、Wash Hands。あわあわあわ。」
川本さんちの三姉妹が石鹸つけて手を洗うイラスト。
羽海野チカさんの「3月のライオン」で、プロ棋士として活躍する孤独な少年「桐山零」の成長を見守る、三月町の愛すべき人々です。
イラストを見た子供達は、モモちゃんに負けないように、よくせっけんを泡立てて手を洗います。
「羽海野さんは、感染症対策に取組む医療従事者の奮闘を知り、予防に向けたせっけん手洗いのイラストを描かれました。
なんとも言えない暖かい心地がして、白泉社編集総務課さんにブログに載せても差し支えないでしょうかと連絡いたしました。そして、感染症対策のための使用ということで進めさせていただきました。」

さて今回は、中央エフエム84.0「大好き中央区」との、ラジオ連動ブログです。
5月21日木曜日オンエア。
パーソナリティのジュミさんに、「次に行きたいと思っている場所は?」
中央区が主要な舞台になっているアニメ「3月のライオン」に関連する、月島・佃エリアを散策してみたい。
「あら、小江戸板橋さんにはアニメというイメージがなかったのに。」
いえいえ、実は私、「スラムダンク」と並んで「3月のライオン」は全巻そろえているんです。
家の中で過ごす時間が増えたこの時期、山になった資料や本の整理切り崩しに取りかかり、その勢いでまた読み返してしまいました。
月島を散策しながら、本のカバーと同じ風景をバックに、登場人物になりきってポーズを取ったり、なんてね。

川本相米二(かわもとそめじ)さんは、三姉妹のおじいちゃんです。
和菓子職人で、菓子司「三日月堂」を営んでいます。
写真は、佃1丁目にある佃煮の老舗「天安」さん。
その店舗のたたずまいが、三日月堂に重なります。
炊きたてのご飯に、昆布か小女子をのせてみたいな。

桐山零の激しく揺れる心情を表わすときに使われるシーンの2トップが、中央大橋と新川にある霊岸島検潮所・量水標跡です。
空を突く橋柱。嵐にうなるケーブル。未来的な幾何学モデル。
強力な聖地なのですが、今回は敢えてスルーします。
注目したいのは、住吉水門。
この水門は、住吉神社のそばを流れる佃堀が、隅田川に合流する地点にあります。
佃堀は、江戸時代に埋め立てで築き上げられた佃島と石川島の間を流れていました。
水門の支柱の赤が、住吉神社の赤鳥居や、佃小橋の朱塗りの欄干と、色彩の共鳴を生み出しています。
この水門のところで、モモは黄色いアヒルの人形を見つけるのです。

アヒルは隅田川を川下へと流れていきます。
あかりお姉ちゃんと桐山くんと三人で追いかけます。

とうとうアヒルは、河口の方へと見えなくなってしまいます。
「アヒル。モモのアヒル!」
あっ、アヒルの色は黄色でよかったのかな。
勝手にアヒルは黄色と、思い込んでいただけかもしれない。
本はカラーじゃなかったから。

大泣きしていたモモちゃんに、桐山くんはアヒルをプレゼントしてくれます。
まるで隅田川の河口に流れ着いたアニルを、探し出してくれたように。
やっぱりアヒルは黄色でいいんだよね。
その方が、アヒルっぽい。

アヒルさんは、おうちのお風呂で遊びます。
モモちゃんの満ち足りた時間。
でも、子供は怖いんですよ。
一旦自分の物になってしまうと、モモちゃんの興味は、さっさとTVのキャラクターのリスポッケ先生に移っていくのです。

桐山は、六月町という町のマンションに住んでいます。
モデルは、新川の高橋の近くにあるようです。
彼はどうして中央区に住まいを選んだのでしょうか。
河が好きだと言う、桐山。
『妙に落ち着くのは
小さい頃 河に囲まれた町に
住んでいたせいかもしれない
ー もう かすかにしか 覚えていないけど・・・』
都市の中に豊かな水辺の風景が息づく街。
中央大橋を渡れば、川本家の人々が住まい、やさしく迎えてくれます。
心が潤う、頼られる居場所があるのです。

子供達が集まる駄菓子屋さんの前。
ほっと素の自分をさらけ出せる、安らぎのある場所。
川本さんちの姉妹も、小銭を握りしめて買い物に来たのだろうな。
月島・佃には、子供の元気な声が響いています。
少年たちよ、家に帰ったら、せっけん手洗いを忘れるな。
(写真は桜の咲いている頃に撮りました。)
付録
少し前のことですが、千駄ヶ谷の将棋会館に行きました。
その足で話題のパワースポット、鳩森八幡神社に寄りました。
テレビの撮影だったのでしょう。神楽殿に羽生善治さんが座っていました。
周りにいた人は、有名人の姿に盛り上がります。
が、私は、「桐山零だっ。」とつぶやいていました。
羽生善治と藤井聡太を足して2で割って・・・。
アニメを超える快進撃。
将棋監修をなさっている先崎学九段、藤井聡太さんの活躍を予想できました?