TOKYO BRT 10月1日プレ運行(1次)いよいよ開始!
東京の臨海地域における交通需要の増加に対応し、地域の発展を支える公共交通機関として、大きな期待を持たれているTOKYO BRT が10月1日からいよいよプレ運行(1次)を開始します。
BRTとはBus Rapid Transitの略で、「バス高速輸送システム」のことです。定時性の確保や輸送能力の増大が可能となるよう各種技術を組み合わせたバスシステムだそうです。
線路を引く必要がないため導入しやすいことも特徴とのこと。
運行車両
プレ運行時は、環境性能に優れた燃料電離車両(単車車両)を中心に、一部連接車両(ハイブリッド車両)も使用していきます。将来的には全車燃料電池の連結車両の導入を目指して行くとのこと。
燃料電池車両は走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない、水素を燃料とした環境配慮型の車両です。
連接車両は、従来のバスのおよそ1.5倍の輸送力を持った、東京BRTのシンボルと呼べる車両です。
この連接車両は、いすず自動車製のERGA DUOだそうです。東京ダンボは今から約30年前に箱崎のTCATから成田空港まで、VOLVO−富士重工製の連接バスに乗ったことを思い出しました。
プレ運行(1次)ルート
プレ運行は、臨海地域の交通需要に速やかに対応するため、環状第2号線本線トンネル開通前から段階的に実施する先行的な運行で、停留所は以下の4つでスタートです。
◯晴海BRTターミナル
◯勝どきBRT
◯新橋
◯虎ノ門ヒルズ
連接バスは1時間に1運行ですが、虎ノ門ヒルズまで行くのは早朝の1便のみで、他は新橋までとのことです。
ということは、連接バスに乗れるのは、ほとんど中央区内ということですね!
2022年度以降の本格運行
東京2020大会後にプレ運行(2次)を行い、2022年度以降に本格運行を行うとの見通しです。
本格運行は環状第2号線本線トンネル開通後に開始する予定で、将来的には東京駅・銀座への延伸、東京国際クルーズターミナル及び東京ビッグサイトへの乗り入れについても検討して行くとのことで、夢が広がりますね。
このシンボルマークは以下を表現しています。
「東京BRTは都心部と臨海部という二つの地域をつなぎ、新たな路線価値を生み出す役割を担っています。その象徴として両地域を表す二つの点をBRTがつなぐことで、シンボルである「B」をかたちづくっています。
レインボーカラーが暖やかに変化する配色は、利用者の驚きや新しい体験であり、地域のにぎわいでもあり、また新しい変化を生み出す様子を表現したものです。」
※資料提供:東京都都市整備局、東京BRT株式会社、京成バス株式会社