湊っ子ちゃんの中央区かるた♪か行
こんにちは、湊っ子ちゃんです。
ちょっと早いですが、お正月に向けて「中央区かるた」を作ってみました!
今日は、か行です!
♪ 勝鬨橋 東洋一の 可動橋
昭和15年(1945)に竣工した双葉跳開橋で、船が通るときには、橋の中央がはの字型に開きました。勝鬨の名は、明治38年に、日露戦争における旅順陥落を記念して運行が開始された、勝鬨の渡しに由来します。昭和45年を最後に、橋が開くことはなくなりましたが、たもとにあるかちどき橋の資料館では、貴重な部品が展示されているほか、橋の内部見学ツアーなども実施しています。
♪ 京橋の 青物市場 大根河岸
今の京橋一丁目と銀座一丁目のあいだのガード下には、かつて京橋川が流れ、銀座通りの辺りに京橋が架かっていました。そのたもとには、いつの頃からか、野菜を売る市がたち、江戸市中の人々の生活を支えてきました。野菜は船で、川をたどって運ばれてきます。大根がずらっと山のように並んだ光景は、白い花の咲いたごとく…と形容されました。
♪ 靴がはじめて作られた 入船橋交差点
明治に入り、いまの明石町一帯は外国人居留地になりました。そのとなり町、入船・湊・築地にも、異国の風が漂い、とくに入船には外国人向けの店が多くありました。今の入船橋交差点の入船3丁目側に、茂みのなかにひっそりと記念碑が埋まっています。明治3年(1870)西村勝三(にしむらかつぞう)が、日本ではじめて洋靴(革靴)を作った場所です。
♪ 玄治店 人形町の お富さん
幕府御典医(ばくふごてんい)の岡本玄冶(おかもとげんや)は、6代将軍徳川家光の痘瘡を治したことで名を高めました。玄治店(げんやだな)とは、そのお屋敷があった場所です。江戸歌舞伎で有名な「与話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)」は、この玄治店が舞台になっており、切られ与三郎とお富さんのせつない恋を描いた古典です。
♪ これがお江戸の盆ダンス 浜町公園の夏
毎年8月に、浜町公園で開催される「大江戸まつり盆おどり大会」は、”粋と人情をつたえる祭”として、平成2年(1990)にはじまりました。中央区音頭「これがお江戸の盆ダンス」は、荒木とよひさ作詞、市川昭介作曲のオリジナル曲で、会場がわっと盛り上がります。姉妹都市、山形県東根市の特産品ワゴンや、縁日コーナーなどもあります。
♪みなさん、ぜひ印刷して、あそんでみてくださいね!
‐ 参考文献 ‐
「歩いてわかる中央区ものしり百科」中央区観光協会 令和元年刊
「中央区区内散歩 第6集」中央区企画部広報課 平成16年刊
「Kabuki on the web 」公式ホームページ
中央区観光協会特派員 湊っ子ちゃん
第107号 令和2年10月5日