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ここで収穫されたお米でつくられた「白鶴 銀座 天空農園の酒」につきましては７月１７日の記事をご覧ください。

なお、昨年の稲刈りの記事は２０１９年１１月１日の記事をご覧ください。

今回のご紹介はこの銀座のビルの屋上「白鶴銀座天空農園」さんの今年の稲の生長状況の第２弾です。

それではまず前回第１弾以降の画像から・・・

８月１２日、田植えより６３日目の稲。

生長著しい、若さあふれる姿の稲です。

９月１日、８３日目。

稲に花が咲き始めました。

９月８日、９０日目。

防鳥ネットを張りました。現在は更に木材で補強され、台風などにも耐えられるようになっています。

そして今回取材当日９月３０日（水）、田植えより１１２日目の天空農園を、特別に見せていただきました。

白鶴銀座天空農園チームリーダー　高尾翔太（たかお　しょうた）さんにお世話になりました。

高尾さんにお話を伺いました。

ー　前回２か月前にお伺いした際は「生長早め」とのことでしたが、現在の稲の状況はいかがでしょう？

「ちょっと日照不足の期間が長かったので、ペースダウンしたかと思ったのですが、だいたい平年並みですね。

実りは昨年よりいいかな、と思います。

去年は出穂（しゅっすい）の時期に台風が来たものですから、それで稲が倒れてしまいまして。

実がつかなかった部分が多かったのですが、今年は今のところそういったこともありませんので。

実もまだこれからふくらむのですが、その割には結構頭が下がってきています。

比較的数もいっているんじゃないかな、と思ってはいるんです。」

ー　稲刈りの日は決まりましたか？

「１０月２１日水曜日に社内でせっせと刈り取りしようかというところです。

結構良いと思うんですよね。」

ー　今年は鳥と虫の害はいかがでした？

「鳥は網で防げるので。

虫もそれほど多くはなかったですね。」

ー　稲の葉の色は、２か月前の青々したものから、少し黄色がかったものに変わっていますね。

「葉の色は、だんだん落ちてくる時期なのです。

今、逆に葉が青々していると、葉の方に栄養がとられているということです。

実に栄養が行き出すと、葉の色は徐々に落ちていきます。

今の時期の色としては、いい感じかな、と思っています。」

「しかし今年は（例年になく）葉の色が黄色くなってくるのも早いかなと思うんです。

急に温度差がついたので、実も黄色くなってくるところもあるので。

そういった意味で、環境は非常にいいんじゃないかと思っています。

暑くても良くないし、稲が訳わからなくなってしまうので。

この調子で秋晴れが続けばいいなと思っています。」

ー　ここで昨年収穫されたお米を、今年は高尾さん自ら仕込んだそうですね。

「洗って干して、麹菌を撒いて、仕込むところまで神戸の酒蔵のなかで行いました。

今年もこのような状態でしたら、来年も良いお酒が造れるのでは、と思っています。

台風次第ですが、余程のことがないと（稲が）倒れたりしないので。」

ー　台風対策はいかがですか？

「いろいろ補強して木材を使っています。

昨年は台風１５号の時倒れてしまいましたので、それを見越してかなり強固なものを、皆でDIYで作りました。

（怖いのは）ここまで来たら台風だけです。

あとはここから日照がなかなかないとかになると、実が熟してこないので。

今日のような秋晴れが続けばいいなあ、と。」

ー　水加減はいかがですか？

「水は少ない量でキープしています。

土が出るくらいまで減ったら水を入れてやる、というところで、あまりいっぱい入れても今は良くないので。」

ー　取材中も多くの社員さんが、この農園を通りかかりますね。

「社員も（稲に）愛着を持ってくれているみたいです。

ここでお弁当を広げて食べたりとか、皆するようになって。

社内でも関心を持ってもらえるというのは非常にありがたいです。」

・・・高尾さん、ありがとうございました。

　　　１０月２１日の稲刈りの後にも、また取材させていただきます。

なお、天空農園の日々の様子はSNSでも配信されています。ご覧になってください。

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