徳川家康公の先祖のお墓参りをしてきました
こんにちは。
ブログネームを「wienerhorn」から「浜町の松」に改名いたしました。中央区、ドボク、お酒、おいしいもの、音楽が好きです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
さて、先日名古屋に出張した際に、少し足を伸ばして岡崎市に行ってきました。岡崎は、中央区の成り立ちを歴史的にどんどん遡っていくと、必ずたどり着く場所です。
まずは岡崎城。ここは松平家の9代目・徳川家康公が誕生した場所です。名鉄・東岡崎駅から徒歩圏内の岡崎公園の中にあります。そしてそこから北にしばらくいくと、今回のメインの訪問地、大樹寺(だいじゅうじ)があります。松平家・徳川将軍家の菩提寺であり、松平4代親忠公(家康公から5代前の先祖)が1475年に創建したお寺です。1617年、二代将軍徳川秀忠公は、家康公の一周忌にあたり、先祖松平8代のお墓を、ここに修復再建しました。写真は、右から左に1代〜8代の順に並ぶお墓です。
家康は、19歳のとき、桶狭間の合戦(1560年)で今川義元が倒れて身の危険を感じ、大樹寺の先祖のお墓の前で自害しようとしましたが、13代住職の登誉上人は「厭離穢土、欣求浄土」(おんりえど、ごんぐじょうど)、すなわち戦国乱世を住みよい浄土にするのがあなたの役目だ、と訓し、悩める家康を翻意させ、家康はこの八文字を座右の銘としました。この出来事がなければ、その後の徳川家の繁栄、安定した江戸時代、そしてもちろん現代の中央区もなかったことでしょう。
大樹寺には見所がたくさんあります。松平家・徳川将軍家の位牌、家康公お手植えの「しい」の木、家光公建立の山門、国重要文化財の多宝塔など。歴史が好きな方にはたまらないスポットだと思います。
中央区観光協会特派員として、私は大樹寺を「聖地」の一つとして、皆さんにオススメいたします。
参考:大樹寺パンフレット