あすなろ

朽葉 四十八色

落ち葉にも微妙な色の違いがありますね。平安時代中期から「朽葉色」と表現し、移り行く季節の風情を襲の色目に楽しんでいました。

江戸時代には、奢侈禁止令というお触れが出され、庶民たちの身に着ける着物の素材や色までが厳しく制限されましたが、暗い色のなかに繊細微妙なこだわりを取り入れることにより「四十八茶百鼠」と言われるほどの多様な色を生み出しました。

江戸っ子の意地と美意識のセンスは、日本の伝統色となっています。

逆境を乗り越える、優れた先人のセンスも学びたいところです。

 朽葉 四十八色

移ろい行く季節感と彩を楽しみたいですね。

◆浜町公園
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