あすなろ

節分 無病息災を願う

現代の日本では、国立天文台の観測によって、「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」を立春とし、その前日が2月の節分です。

2021年の立春は、2月3日。
2月3日になるのは、1897(明治30)年以来124年ぶりです。そして、立春の前日となる季節の境目の「節分」は、2月2日です。

古来から日本では、季節の変わり目の邪気を追い払うためのさまざまな行事がありますね。

文武天皇(706)御代に、全国で疫病が蔓延したため、疫病の原因と考えられていた鬼を追い払う行事が宮中で行われていたことが「続日本紀」からわかります。

 節分 無病息災を願う

江戸時代には追儺と節分の豆まきが完全に結びつき災厄を払い、福を迎える祭事として今日に伝えられます。

今年の恵方は「南南東」です。

◆国立国会図書館ウェブサイト/インターネット公開(保護期間満了)
 日本の暦
 『初代豊国錦絵帖』七代目三舛の豆まき

中央区観光協会サイト<中止イベント一覧>
 今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため
 行事の中止が相次いでいます。