茅場町駅・八丁堀駅周辺の静かな佇まいの神社めぐり ⑩
~ 八丁堀天祖神社 ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をボーダレスに取材します、rosemary sea です。
「茅場町駅・八丁堀駅周辺の静かな佇まいの神社」シリーズ、第10回の今回は、八丁堀天祖神社(はっちょうぼりてんそじんじゃ)をご紹介します。
今回をもちましてこのシリーズ最終回とさせていただきます。
それでは・・・
御由緒
”御由緒“と呼べるほどの内容ではございませんが、・・・
寛永元年(1624年)、伊勢長官の出口市正により創建された、と云われています。
水色の鳥居が印象的な神社。
隅々まで良く手入れの行き届いた、好感が持てる佇まいです。
このシリーズ最終回につき、
全コースのおさらい・・・
1月26日から始めましたこのシリーズ、コースのおさらいです。
茅場町駅 出入口4b
① 大栄稲荷神社【だいえいいなりじんじゃ】
② 新川大神宮
③ (渡海稲荷神社【とかいいなりじんじゃ】跡)
④ 新川金刀比羅神社【しんかわことひらじんじゃ】
⑤ 於岩稲荷田宮神社【おいわいなりたみやじんじゃ】
⑥ 徳船稲荷神社【とくふねいなりじんじゃ】
⑦ 鉄砲洲稲荷神社【てっぽうずいなりじんじゃ】
⑧ 日比谷稲荷神社
⑨ 今村幸稲荷神社【いまむらさいわいいなりじんじゃ】
⑩ 八丁堀天祖神社【はっちょうぼりてんそいなりじんじゃ】
⑪ 鳥居稲荷神社 ※
⑫ 純子稲荷神社 ※
八丁堀駅 A3出口 または 茅場町駅 出入口3
※ ⑪の「鳥居稲荷神社」は「日本橋駅・茅場町から行ける、静かな佇まいの神社」②にて2020年7月3日に、⑫の「純子稲荷神社は「日本橋駅・茅場町から行ける、静かな佇まいの神社」③にて7月7日に、ご紹介済です。
ロズマリ考案の、4km・4時間のコースとなっております。
季節に恵まれ、また非常事態宣言も解除された暁に、ぜひ巡ってみてください。
※ 次回より「ちょっと気になる中央区の神社」シリーズをスタートします。
ご期待ください。
今回も江戸古典落語をご披露させていただきます。
第37回を迎えました。
今回は、「八丁堀天祖神社」の「天」つながりで、「天災(てんさい)」をご紹介します。
<事前確認コーナー>
八つぁんの聞きかじり知識披露・・・
昨年2020年9月28日ご紹介の「人形町駅から行ける、静かな佇まいの神社」NO.26 中の第18回「十徳(じっとく)」も、同じようなシチュエーションです。
長谷川町の新道(じんみち)・・・
こちらでは既にお馴染みですね。
落語噺「百川(ももかわ)」「派手彦(はでひこ)」でも登場しました、日本橋堀留町の「三光稲荷神社(さんこういなりじんじゃ)」前の参道のことを言います。
心学(しんがく)・・・
江戸時代中期、石田梅岩(いしだばいがん)により開かれた、道徳についての学問。
「徳川時代の宗教」と後に言われるくらい普及しました。
「天災」
離縁状、いわゆる”三下り半(みくだりはん)“。
これを4、5本、書いてくれ、と、八五郎さん、大家さんに頼みにやってきます。
かみさんとばあさんに、残りは壁に貼る、と言います。
大家さんは、長谷川町の新道に紅羅坊名丸(べにらぼうなまる)という心学の先生に紹介状を書きます。
先生は「ならぬ堪忍、するが堪忍」と堪忍の大切さを説き、続けて「急な雨も天から降ってきた雨、天災と思えば諦めもつく」と八五郎を納得させます。
家へ帰ると熊さんの前のかみさんが、熊さんのところにやってきて大騒ぎだった話を聞きます。
八つぁん「おい、熊、心学の話をいたしましょう、奈良の神主、駿河の神主」
熊さん「何だい、それ?」
八つぁん「天が怒鳴り込んで来たと思えば腹も立たない、これすなわち”天災“」
熊さん「うちに来たのは先妻だ」
八丁堀天祖神社
八丁堀3-6-6
前スポット・今村幸稲荷神社からは・・・
八丁堀駅に向かい、更に越えて約380m、左側にあります。
ここから約100m今村幸稲荷神社方向に戻り左折、約300m先の左側に次のスポット:鳥居稲荷神社があります。
更に約50m進み右折、約300m先の新亀島橋手前を左折、約50m先左側に最終スポット:純子稲荷神社があります。