雷雨のち茜空/夕焼け
6月14日の梅雨入り以降、連日長雨が続く東京。 7月11日も本州の上空に強い寒気が流れ込み、停滞している梅雨前線に暖かく湿った空気が入り込んだ他、都心で最高気温が31.8℃を観測するなど日中気温が上昇したことも影響し、大気の状態が不安定になり、地域により粒の大きさが1cm以上の雹が降ったり、落雷に見舞われました。 夕方雨があがった後は、一転して燃えるような夕焼け空。 中央大橋から眺めるこの日の夕景は幻想的でダイナミックな自然の造形美を感じます。 沈みゆく夕日が醸し出す黄昏時の「夕焼け」は太陽光が地平線から長く大気圏を通過し、波長の長い赤色系の光が主に目に届くことから起こる現象とされますが、その色合いは、空中の水蒸気量などで変わり、また太陽の位置により目まぐるしく状況が変化し、千変万化の様相を呈します。 殊に日没直後の時間帯は、マジックアワーと称され、息を呑む程ドラマチックな瞬間です。 川風に吹かれながらの隅田川テラスのそぞろ歩き、梅雨の合間の一服の清涼剤です。