2021 イロハカエデ紅葉
11月27日、東京管区気象台より、気象庁生物季節観測情報のひとつ、「カエデ紅葉」が報じられました。 (標準木は東京 北の丸公園のイロハカエデ) 平年より1日早く、昨年と同日との由。 紅葉シーズンの大トリを飾ります。 浜離宮恩賜庭園でも、延遼館跡並びに大泉水周辺を中心に植栽されているイロハカエデが真っ赤に染まり、見頃を迎えています。 芽吹きから初夏・秋にかけ、黄緑~緑~黄~赤と、多彩に移ろい、我々の目を楽しませてくれますが、やはり紅葉シーズンは特別。 殊に太陽の光を透かして見る鮮やかな赤味には心が動かされます。 現時点では、園内の樹々約6,000本の内、イロハカエデは約25本と、植栽数は少なめですが、現在進行中の江戸時代の歴史的景観の復元を目的とした大泉水周辺修景整備に伴い、眺望阻害、樹形・生育不良の、ハゼノキやクロマツを伐採・剪定し、史資料等各種文献に基づき新たにイロハカエデやクロマツ、ハギやススキ等の植栽作業が進められており、工事完了後再現された 、見通しのよい大泉水の秋の "歴史的景観" に、果たしてイロハカエデがどう色を添えるのか、今から楽しみです。