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2021 イチョウ落葉

 2021 イチョウ落葉

 12月10日、東京管区気象台から気象庁生物季節観測情報のひとつ「イチョウ落葉」が報じられました。             平日より7日遅く、昨年より4日早いとの由。          イチョウの落葉日とは、標準木(東京 北の丸公園)全体を眺めたとき、木の葉が80%程度落葉した最初の日とされます。      今年は、「イチョウ黄葉」宣言の11月28日から、13日間我々の目を楽しませてくれました。(平年値で10日)           元佃(佃1丁目)に鎮座する「佃天台地蔵尊」。狭い路地の中に、瀟洒な地蔵堂と天井を突き抜ける大銀杏が見守る異空間として知られていますが、堂内には、奉納提灯が飾られ、いつもきれいな供花が手向けられ、信仰の深さが伝わってきます。          民家の屋根の上に色づいたイチョウの葉は、日が当たると金色に輝き、青空に映えていますが、風にあおられ、たくさんの葉が舞い落ち、参道は落ち葉の「黄色の絨毯」に覆われ、風情のある景観です。                               これから先はそれぞれの樹々が来春に向けて、エネルギーを蓄える時期です。           春になり、また一斉に、たくさんの "若緑色の新芽" を見せてくれるのが楽しみです。