東京ダンボ

ムロホンエリア 横丁が新しい!

日本橋地区はCOREDO室町の1、2、3、テラスや日本橋三井タワーができ、今後も首都高地下化を契機とした規模の大きな再開発が進む予定ですが、昔ながらの横丁があることも日本橋の街の魅力だと思います。

東西は昭和通り〜中央通りの一本東側の通り(名称?)、南北は日本橋川に沿う大通り(名称?)〜江戸桜通りに囲まれたムロホンエリアはそんな魅力的な横丁が残された貴重な空間です。

ムロホンエリアでは今、七福神にちなんだ名前を持つ横丁の整備が進んでいます。

 ムロホンエリア 横丁が新しい!

東京ダンボが確認した範囲では、ゑびす横丁、毘沙門天横丁、大黒天横丁そして少し離れて弁財天横丁を歩くことができました。

また、ナンバーがついたムロホンビルも6棟見つけました。

えびす横丁

えびす横丁 ムロホンエリア 横丁が新しい!

ゑびす様といえば鯛を釣っている姿が思い浮かびますが、黒い小石の舗装面には鯛の絵が嵌め込まれています。

各横丁にはそれぞれの神様にちなんだ動物が隠されています。

また、ゑびす横丁は2020年度のグッドデザイン賞を受賞しています。以下はその概要です。

ムロホンエリアの賑わいづくりを目的とした「景観形成」と「コミュニティ形成」を両軸としたプロジェクト。 江戸時代にルーツを持つ路地の再生を景観形成の象徴として「ゑびす横丁」を創設。また、魅力的な路面店を誘致する「日本橋ムロホンビル」を展開し、様々な人々が集うコミュニティをつくり、地域の魅力向上と持続的な発展を目指す。

デザインのポイント

1.ムロホンエリアにおける街のアイデンティティをベースにした持続的な賑わいの仕組みづくり
2.賑わいの歴史を象徴する“路地再生”と新・旧の街並みが調和しながら発展、成熟する景観形成
3.新・旧の地元商店主や住民、ワーカー、来街者など、多様な人を巻き込む持続発展的なコミュニティ形成

大黒天横丁

大黒天横丁 ムロホンエリア 横丁が新しい!

大国様といえばネズミですね。

毘沙門天横丁と弁財天横丁

毘沙門天横丁と弁財天横丁 ムロホンエリア 横丁が新しい!

弁天様はヘビ、毘沙門様は虎の絵が嵌め込まれていました。

毘沙門様のお使いはムカデという説もあるようですが、ムカデが足元に隠されているとビックリしてしまいますよね。

ムロホンビル

ムロホンビル ムロホンエリア 横丁が新しい!

横丁整備と並行して、「ムロホン」の名のついたビルがリノベーション・新築と色々な形で進められています。

老舗のお店、新しいお店、変わったお店と本当に個性あふれる活気のあるエリアになっています。皆さんも横丁を歩いてお気に入りのお店を見つけてください。