中央区まちかど展示館 月光荘画材展示館
中央区まちかど展示館のブックレットを見ていると、最終ページに「コンプリート特典紹介」という記事がありました。 その内容は、
『29個分のスタンプをコンプリートした方には素敵なコンプリート特典をご用意しています。
全てのスタンプが写った写真をメールでご送付いただくか、押印済みのスタンプシートをご持参ください。
詳細は、まちかど展示館ホームページをご覧ください。』とあります。https://chuoku-machikadotenjikan.jp/
応募先に確認をしたうえで、スタンプ集めにいくことにしました。
向かったのは、前から興味のあった「月光荘画材展示館」です。
月光荘 トレードマークはホルン 布製サックが多彩
1階の月光荘の入り口には、大きなホルンが描かれています。お仕事中の女性にお話を伺いました。
そして、キャンバス地の素敵なサックを拝見しました。サックは、いろんな大きさがあり、画材を運ぶだけでなく、細長いワインを運ぶにも便利だと思うものがありました。 サックにも、ホルンが描かれています。
ホルンをトレードマークとしているとのことで、その理由は、
昔、西欧の貴族が狩猟の時、ホルンは仲間と連絡を取り合うために吹き鳴らした楽器だそうです。
つまり、「友よ、集まれ!」という気持ちを表したもので、暮らしに美を求める人たちに向けて、ホルンは今も高らかに鳴り響いているということなのですね。 素敵です!
月光荘画材展示館
地下へ下りていきました。 地下へのご案内にもホルンの絵が描かれています。
青絵の具 純国産第一号コバルトブルーの誕生
額装された絵の下の説明には、次の事が書かれていました。
『祝コバルト誕生 1942年(昭和17年)3月
1940年(昭和15年)、疎開先の富山県宇奈月の自家炉にて、月光荘が日本で初めてコバルト・ブルーの製法を発見しました。 顔料から作られた、オリジナルの純国産第一号の油絵の具が誕生した瞬間です。
このボードは、月光荘によるコバルト顔料の抽出成功を喜んだ画家達が、その悲願達成のお祝いと喜びをイラストで表し、寄せ書きにして贈られたものです。
猪熊弦一郎、中川一政、中西利雄など10数名の名前が確認できます。 月光荘画材店 所蔵』
与謝野晶子が開業の餞(はなむけ)に詠んだ歌
展示館には、沢山の作家さんが描いた絵の中に、
大正6年(1917)、新宿で創業された橋本兵蔵氏の独立に際し、
与謝野晶子が創業者を「月光の人」と呼んで可愛がったこと、そして開業の餞(はなむけ)に贈った短歌が紹介されていました。 短歌はお店で堪能して下さい。
お店は、資生堂パーラーと同じ花椿通りの8丁目7-2にあり、7丁目の菅原ビル、田屋さんの向かい側です。
月光荘のHPは、こちらです。https://gekkoso.jp/