京橋彩区 芸術文化講座 アートと食が出会うとき
アートと文化が誰にも近い街。
東京駅八重洲口から歩いて5分。銀座・日本橋にもほど近い京橋に、新しい街が出現します。美術館、文化施設、心地良くすごせる広場。
「京橋彩区」は、アートと文化が誰にも近い街です。
そんな「まちに開かれた芸術文化拠点」を目指す京橋彩区が芸術文化講座をお送りしています。
京橋彩区とエリアマネジメント
「京橋彩区」は、開発街区のうち、文化貢献施設部分の総称で、「ミュージアムタワー京橋」低層部の「アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館、運営:石橋財団)」、「(仮称)新TODAビル」低層部の「(仮称)新TODAビル 文化貢献施設(運営:戸田建設)」、そして、建物外部の「(仮称)アートスクエア(運営:一般社団法人 京橋彩区エリアマネジメント)」から成っています。
「京橋彩区」のエリアマネジメントは、芸術文化都市東京の魅力の向上と街区再編まちづくりによる都市再生への貢献を目指し、
1. 芸術文化の機会創出と人材育成
2. 居心地の良い場づくり
3. 地域連携
4. 事業と地域の基盤
という4つの柱を中心に活動を展開してるそうです。
芸術文化講座は、アー ティゾン美術館ミュージアムカフェの企画・運営を手がけられているアートに触れ、自分の感じ方を確かめ、先生や仲間と一緒に楽しむ。そして、生活にも取り入れてみる。
アートを通して日々を豊かにする気づきやきっかけをお届けします。
京橋彩区の詳細は以下をご覧ください
アートと食が出会うとき
アーティゾン美術館ミュージアムカフェで「創造の体感」を
東京ダンボは、その芸術文化講座の第26回「アートと食が出会うとき〜アーティゾン美術館ミュージアムカフェで「創造の体感を」〜の収録現場を見学させていただきました。収録場所はミュージアムタワー京橋の16階カフェで行われました。
第26回の芸術文化講座では、アー ティゾン美術館ミュージアムカフェの企画・運営を手がけられているジェイ. クレス株式会社 代表取締役上野仁史さんとアーティゾン美術館 広報課長代理松浦彩さんをお迎えし、 アートと食についてお話しをうかがいしました。
松浦さんからアーティゾンの美術館の特徴や取り組みのお話を伺い、カフェの運営をされている上野さんからカフェの食事や食器等のお話、そして最後にお二人の対談をお聞きしました。
上野さんは、かつて食品倉庫として使われていた大谷石の 蔵の再活用に着目し、2001年に「石の蔵」(和食店)を宇都宮に開業。その後、同店にカフェやセレク トショップをオープン。クラシックやジャズの演奏会も催し、地域の文化情報発信にご活躍されていて、アーティゾン美術館のミュージアムカフェの運営にご縁ができたとのことです。
ミュージアムカフェのクラフトワーク
美術館インテリアと装いをそろえたミュージアムカフェ。この空間で過ごす上質なひとときのために、作家と協業して、ここにしかない器、カトラリー、備品を創り上げました。モダンな凜とした空間に対し、曲線のやわらかさ、さり気ない手仕事のぬくもりを付加するよう意識したオリジナルアイテムの数々です。
お話のうちから、いくつかを紹介します。
カップ&ソーサー
コーヒー・ティー・デミタスカップ&ソーサーを佐賀県有田で100年以上続く窯元・李荘窯様に作っていただきました。シンプルでさりげなく空間にマッチした佇まいです。
カトラリー
オリジナルで大橋洋食器様に作っていただきました。店内に外光がふんだんに入ることからマット仕上げとしました。流れるようなシンプルで美しいフォルムでありながら食べ易さも追求したカトラリーです。デザートセットのサイズがちょうど良い。
ミュージアムカフェのお料理
ミュージアムカフェで提供されるお料理は、しっかりとしたお食事メニューも揃っています。
ミュージアムカフェのミッションとして、下記に取り組まれていて
非日常の提供 → 日常との「ズレ」=意外性(満足を超えた感動)
→ 予期しない「未知」の提案
オンリーワンの創造 → 他にはない個性を反映した料理や飲物、提供スタイル
感性への訴求 → 美味しいに留まらない、美しさやアイデアに富む料理や飲物
→ 「創造」によるお客様にとっての素晴らしい予期せぬ出会い、発見
味覚と視覚のマッチができる意欲的で創造性に富むシェフが、展覧会の企画を考慮してメニューを考案されているそうです。
金曜日は夜9時まで営業していて、予約も可です。アーティゾン美術館に入館しなくても利用できるので、アートのまち、京橋・日本橋散策の際のオアシスになりますね。
美術館の入り口からしか入れませんが、ガードマンさんは優しい方なので安心してお入りください。
過去の芸術文化講座をYouTubeで
芸術文化講座は2019年10月に第1回を行い、月に1回のペースで開催されています。
1回から4回までは今回の収録を見学させていただいた、ミュージアムタワー京橋16階のカフェでお客様を迎えて開催されたそうで、第5回にあたる2020年3月はコロナ禍により中止、その後の第6回から今回のような配信で開催されています。
当日の生配信には事前特録が必要ですが、第6回以降の芸術文化講座はYouTubedeで観ることができます。
現在アップ中の最新、第25回のリンクを下記に貼りますので、お楽しみください。
「マイク・エーブルソン × エーブルソン友理|モノが語るー日常生活のコラボレーターとしてのものづくり」