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梅にメジロ「春先の癒し」

 梅にメジロ「春先の癒し」

 今年は厳冬でしたが、2月27日には都心の日中の最高気温が18.5℃と、4月上旬並みの暖かさを記録するなど、漸う春の気配が色濃くなってきた印象です。                    佃 住吉神社の境内に植栽されている紅梅白梅も咲き揃い始め、メジロが訪れ、「チィー、チィー」と地鳴きし、吸蜜中です。    メジロはスズメ目メジロ科に属し、スズメより小さく、留鳥あるいは漂鳥とされます。                     頭部から背中、尾羽にかけて黄緑色、喉元は黄色、胸から脇腹は淡褐色、嘴は黒く基部は鉛色、脚は鉛色で、名前の由来となっている、目の周りの白いアイリングが特徴です。          メジロは他の小鳥同様、春夏は虫を、秋冬は果実を採食しますが、花蜜も好物のようで、筆状になった舌先で絡めた蜜を口先まで運ぶとされています。                                      幾度も「く」の字に折れ曲がり複雑なシルエットの梅の老木の間を忙しなく飛び回る姿は愛くるしく、春先の風物詩となっています。