シャガ
桃の花と桜の花が競演する春になりました。桜の見所マップがある中央区は花が多く目を楽しませてくれます。
数年前5月ころに隅田川テラスの佃側の裏道を歩きました。
佃大橋から道に入ると白く可愛い花に目がいきました。
白に透けた白の重なったような花が数本、植えられた感じではなく自然に生えていました。
月島水門の脇道にも沢山見られました。
翌年も4月に同じところを通ってみたら前年よりも多くの株が見られました。
去年は咲き終わりの時期だったようです。
家に帰って調べてみました。シャガという花でした。
漢字では射干とか著莪または胡蝶花と表記するようです。
学名は ”Iris Japonica” 日本のアヤメでしょうか。
でも原産は中国で、かなり古くに日本に帰化した植物とのこと。
曇り空でしたが久々に佃側を散歩しました。勝鬨橋から9月に完成した月島川水門テラス連絡橋を通って以前歩いた道へ行きました。
かなり沢山咲いているのに気が付きました。写真と花の名前を表記した小パネルも見つけました。
開花は4月ころだそうですが今年はやや早いのでしょうか。
種子は無いのでどうして株が増えるのかは私は解りません。根も深く長いようで鉢植えにも向かないそうです。
直射日光には弱いようで木陰や日よけのある場所でよく育つようです。
目立たない場所に咲く地味な存在かもしれませんが、とても綺麗で可愛い花です。
京王電鉄のテレビコマーシャルで高尾山を取上げています。高尾の春の花と言って最初にシャガの名と一瞬の映像が出ます。沢山咲いているのでしょう。
中央区内でシャガに気付いたのは箱崎川第一公園ぐらいでした。
今回佃に行った帰り、湊の新しく出来たマンションの植え込みで白く輝くシャガを見つけました。それも5箇所の植え込みで。
マンションを一周してみましたが咲いていたのは西向きの通り側だけでした。高いマンションなので日陰になるのでしょう。
こんなオッサンが花を見つけて感動してしまいました。
5月ころまで咲くと思います。是非探してみてはいかがでしょうか。
日本橋と銀座のある中央区ですが、小さな自然に出会えるかもしれません。