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2022 春爛漫 バラ科の華麗な競演

 2022 春爛漫 バラ科の華麗な競演

 隅田川が中央大橋上流の佃2丁目付近で東に分流した隅田川派川(晴海運河)沿いに立地する石川島公園南端、相生橋南詰の複合施設「相生の里」前広場に植栽されている、バラ科落葉小高木のモモを観賞用に改良したハナモモの品種のひとつ「源平桃」が咲き揃い見頃を迎えました。                      今年はソメイヨシノの名残りの時期と重なり、またハナモモの一品種、花形がキク似の「ゲンジグルマ(源氏車)」とも称さる「キクモモ」も開花を迎え、(薄)紅色系のバラ科の花の競演が見られます。「源平桃」は、一本の木に紅・白(加えて薄紅・斑・絞り)の花を咲き分ける様を、源氏の旗の色 "白" と平家の旗の色 "紅" が入り乱れて戦った「源平の合戦」に見立てて名付けられたとされます。                   自然の神秘性を秘めた、華麗な花木です。                           隅田川テラス沿いには中国原産のモクセイ科の落葉小低木で、英名で「ゴールデンベル」と呼ばれるレンギョウが、鈴のような2-3cmの黄色い4弁の花をびっしりと付け、株全体を覆い、黄色い帯のように連なっています。白色の小花で枝全体が埋まるように咲くバラ科の落葉小低木ユキヤナギとともに、春らしい柔らかなパステルカラー調の景観を演出しています。