銀座菊廼舎(ぎんざきくのや)本店
創業131年の老舗。令和3年4月15日に銀座コアビルから現在の場所に移転。現井田社長は5代目。せんべいから始まり和菓子中心へと変遷、何と言っても女将を中心にお店の人々の感じの良さに何か買わずには帰れない雰囲気を醸し出している。当然味も顧客の期待に応えてくれる。当店の主力商品は冨貴寄(ふきよせ)で三代目が考案デザインをして現在に至っている。生菓子やまんじゅうは当日店舗で製造、欠品の場合はお店で待てば作って頂ける親切さ、井田社長によれば、"心安らぐ美味しいものをお客様目線で"を目標に毎日努力を重ねているとの事。東京ギフトパレット、ヒカリエにも出店しているので一度覗いて見て下さい。
冨貴寄(ふきよせ)
当店の柱商品の冨貴寄。季節によりデザインを変えて、訪れた人々の見る目を楽しませてくれる。3代目が考案、デザインしたもので子供の日、母の日、父の日、夏祭り等バージョンも豊富で、中には砂糖菓子、せんべい、落雁、豆菓子、クッキー、金平糖など沢山の種類のお菓子が入っており、星、貝、金魚、富士山、菊の花、もみじ、桜、打ち出の小槌、鯛、松の葉など様々な形をしていて、本当に見ているだけで楽しくなり味も良いので、筆者も出張の時などに銀座のお土産として利用しています。特に奥様や子供さんに評判が良いそうです。百聞は一見に如かずで是非一度足を運び見て下さい。
揚げまんじゅう
4代目が開発した商品で、オーストラリアで和菓子を紹介することを始めた時に地元の大自然に育まれたマカダミアナッツをまんじゅうに使用することを思いつき商品化したもの。平べったいまんじゅうの表面をマカダミアナッツのクラッシュしたもので包み揚げたもの。甘さを控えたあんこにマカダミアナッツのサクサクした食感と味がよくマッチしたユニークな商品です。筆者も購入し二日後に食したのですが、固くならずサクサク感もしっかり残っていて美味しかったのですが、取材の時に井田社長より是非揚げたてを食べて欲しいと要望が有り頂いたところ、やはり揚げたては美味しかったです。当店ではこの商品を冨貴寄に次ぐ第二の柱にしたいと言う事でした。まだ宣伝が不足との話も有りましたが、連休中にお店に伺いましたところ残念ながら揚げまんじゅうは売り切れていました。