たけちゃん

大正ロマン×百段階段 in ホテル雅叙園東京
<6月12日(日)まで>

こんにちは、新人特派員の「たけちゃん」です。

2022年1月15日に行われた「第14回中央区観光検定」に向けて、会社の冬休みを利用して久々の猛勉強をしていた時に、初めて「竹久夢二」さんを知りました。

「竹久夢二」さんをご存知の方も多いと思いますが、半年前の「たけちゃん」のように「竹久夢二って誰?」という方向けに簡単に紹介します。

簡単に紹介することもはばかられるほど有名な「竹久夢二」さんですが、一言で言うと「大正ロマン」を代表するアーティストです。「竹久夢二」で検索をすれば、いくらでも詳しい話が入手できます。

昨年は、夢二さんの人生を描いた物語『夢千鳥』(主演:和希そらさん)が宝塚バウホールでにて4日間だけ上演されました。宝塚歌劇団ファン(ヅカファン)にも有名な夢二さんです。

大正ロマンってなに?」という方も検索をすれば、いくらでも詳しい情報を入手できる現代社会ですが、簡単に言うと「大正時代の雰囲気を感じさせる文化を表現した言葉」だそうです。文明開化の明治時代を経て、和洋折衷の文化が花開いた大正時代は激動の時代だったようですね。

大正3年の「港屋繪草紙店」開店あいさつ状 by 岸たまきさん

大正3年の「港屋繪草紙店」開店あいさつ状 by 岸たまきさん 大正ロマン×百段階段 in ホテル雅叙園東京

下街の歩道にも秋がまゐりました。

港屋は、いきな木版繪や、かあいい

石版画や、カードや、繪本や、詩集や

その他、日本の娘さんたちに向きさうな

繪日傘や、人形や、千代紙や、半襟

なぞを商う店で厶います。

女の手ひとつでする仕事ゆえ不行

届がちながら、街が片影になりましたら

お散歩かたがたお遊びにいらして

下さいまし。

外濠線呉服橋詰  

吉日     港屋・事 

岸たまき

 大正ロマン×百段階段 in ホテル雅叙園東京

1914年(大正3年)に呉服橋に開店した「港屋繪草紙店」は若い女性が好む人気画家の夢二さんがデザインする木版画、絵本、詩集、千代紙、風呂敷、浴衣などが販売されていたようです。同じ年に開業したばかりの東京駅にも近く、若い女性が連日詰めかける人気店となったようです。

宵待草

宵待草 大正ロマン×百段階段 in ホテル雅叙園東京

夢二さんがひと夏の恋を詩に描いた「宵待草」。大正7年(1918年)に発表されるやいなや、瞬く間に全国でミリオンヒットになったという話です。100年前のJ-POPですね。夢二さんはグラフィックデザイナーとしての才能を「セノオ楽譜」の装画で発揮しました。「セノオ楽譜」の総数は1,000曲以上と言われていますが、夢二さんは約270点の表紙絵を手がけています。夢二さんの絵を買うために、楽譜を買い求めた人も大勢いたようです。

大正ロマン×百段階段 in ホテル雅叙園東京

大正ロマン×百段階段 in ホテル雅叙園東京  大正ロマン×百段階段 in ホテル雅叙園東京

和洋折衷の文化を現代でも感じられる、目黒の「ホテル雅叙園東京」の東京都指定有形文化財「百段階段」「大正ロマン×百段階段 」という素晴らしい企画が6月12日まで開催されています。竹久夢二さんや大正ロマンに興味のある方には、とってもオススメのイベントです!

このイベントには「港屋」「松竹衣裳」「日本橋三越 本店」「パイロットコーポレーション」「 HARIO Lampwork Factory」など中央区にゆかりのある企業が多く出展しています。

ホテル雅叙園東京へのアクセス

 目黒駅(JR山手線西口東急目黒線地下鉄南北線三田線)より行人坂を下って徒歩3分。