鰹塚の祭典
鰹塚の祭典が佃の住吉神社で例年通り執り行われました。この時期の祭典は3年ぶりになるそうです。
東京鰹節類卸商業協同組合の総会にあわせて、鰹の御霊に感謝する慰霊や豊漁を祈願する祭典が昭和28年から続けられてきました。
晴海の組合事務所を訪ねて、鰹塚の祭典が予定されていることを知り、この祭典が例年通りに執り行われることが何より嬉しく思いました。
今年はあいにくの空模様になりましたが、鰹塚には立派な生カツオもお供えされて、いつもとは違う鰹塚の雰囲気がとても厳かに感じられました。
令和4年5月27日は奇しくも一粒万倍日。ウィズコロナにおける社会経済活動の活性化や再開を始める相応しい日にきっとなることでしょう。
鰹塚
住吉神社社務所向かい水盤舎の先に鰹塚があります。鰹塚の隣にあった桜の木は今年の花を見る前に根元まで伐採されましたが玉垣が崩れないための方策らしいですよ。
桜の木が伐採されたことにより、陽が入るようになりました。そのおかげで境内の西端(舞台横)にある石塔と鰹塚を正面から見て行かれる方が増えたように思います。
山崎節堂の揮毫
「鰹塚」は鰹節問屋「中弥」店主でもある山崎節堂氏による揮毫と説明書きがあります。築地場外のとある鰹節商の暖簾も山崎氏による書が刷られているようです。
山崎節堂氏の書は人形町でご覧になっている方も多いかもしれません。水天宮前交差点にある御菓子舗「三原堂本店」の揮毫も山崎節堂氏によるもの。看板画像掲載のご了解ありがとうございます。