2022 東京スカイツリー特別ライティング「花火」
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、江戸時代の「両国の川開き」にルーツをもつ「隅田川花火大会」も一昨年、昨年に続き今年も中止となりました。 江戸時代の享保17(1732)年の大飢饉で多くの餓死者が出て、更に疫病が流行し、国勢に多大な被害と影響を与えたことから、8代将軍吉宗が翌18年、犠牲となった人々の慰霊と悪病退散を祈り、隅田川で水神祭を催し、その際に、両国橋周辺の料理屋が公許により、花火を上げたことが「両国の川開き」の由来とされます。 昭和53年に「隅田川花火大会」と名を改め、東京の夏の一大風物詩として定着しています。 時代を越えて愛される日本の花火の文化を継承し、来年こそコロナ禍が収束し、再び花火を楽しめますようにという願いを込め、東京スカイツリーでは、7月17・24・31日、8月7・21・28日の各日曜日、「花火」の特別ライティング実施中です。 モチーフは、花火大会のオープニングやフィナーレを飾る人気プログラムのひとつ、そもそもは "速射連発" の打ち上げ方法を指す名称である「スターマイン」や、キラキラと長く光りながら垂れ下がる、所謂「しだれ花火」など、打ち上げ花火や仕掛け花火4種と聞きます。 中央大橋から永代橋越しに、花火が打ち上がり、火の粉が舞う様子など、動きのある演出を楽しむことができます。