2022 アオノリュウゼツラン開花中
浜離宮恩賜庭園のお花畑、内堀広場、ボタン園の境界付近に植栽されている、数十年に一度しか開花しないとされる "奇跡の花" 「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」が開花中です。 アオノリュウゼツランは、北米·メキシコ原産のリュウゼツラン科(APG分類ではキジカクシ科)の常緑多年生多肉植物。 葉の縁に黄色の斑(覆輪)が入る種をリュウゼツラン、斑のない緑色のものをアオノリュウゼツランと称されます。 先端と縁に刺のある披針形の肉厚の葉を2~30枚、直径2~3mのロゼット状に広げ、開花期にはロゼットの中心から太い花茎を5~8mに伸ばし、円錐花序に多数の淡黄色の花を付け、開花後、株は枯死します。 同属のある種の茎からはテキーラが造られます。 因みに英名は "100年に一度しか咲かない" という意の「センチュリープラント」で、開花頻度の珍しい特徴に由来しています。 尚、浜離宮恩賜庭園では2012年に別の株が咲いて以来、今回の開花(7月19日)は10年ぶりとのことで、稀少な出会いです。