2022 太陽と大気が創り出す黄昏アート
「トワイライトタイム」とは薄暮時全般を指し、光源となる光が淡くソフトな状態で、空と街明かりの色合いのコントラストが美しい時間帯です。殊に日没直後は「マジックアワー」と呼ばれ、更に、藍色が強い「ブルーアワー」、金色に染め上げる「ゴールデンアワー」と、色相を強調した表現もなされます。 太陽光は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色から構成され、大気の層を通過して我々の目に届くまでに、塵や水蒸気などにぶつかって散乱します。 朝夕の "焼け" は、太陽光が日中より低く地平線間際から長い距離大気の層を通過する為、波長の長い赤色系の光が主に目に届くことから起こる現象とされますが、その色合いは空中の水蒸気量などで変化し、また太陽の位置、雲の動きや時間と共に刻々と色や形を変える、幻想的で儚い自然現象です。 佃大橋から眺める、水辺空間の空一面に広がる、まさに一期一会の色彩マジック。 川風に吹かれ、日常の風景が神秘的な風景に変身する様子を見ているだけで、心が洗われるようです。