中央通りは七変化
「七変化(しちへんげ)」とは、「一人の役者が7つの役をこなす舞台形式あるいは演じること」だそうです。
ということで、中央通りを国道という視点でみると七変化まではいかないしても、目まぐるしく変わっています。
中央通りの起点は第一京浜と昭和通りとが交差する新橋交差点で東京都港区から中央区を経由し、
台東区に至る道路の通称(東京都道路通称名)とのことです。
東海道をなぞって、日本の道路の起点である日本国道路元標がある日本橋から南西へ向かうと、
日本国道路元標から港区新橋の区間は東海道。東海道=国道1号というイメージがありましたが、
国道1号は日本橋交差点(永代通り) までです。(この区間は国道1号・国道20号が重複した部分です。)
ここから南西方向は国道15号。
日本橋から1km進んだ京橋。京橋を越して銀座一丁目から銀座八丁目まで、馴染み深い銀座通り。
写真はボケていますが信号機脇「銀座通り口」と標記されています。
ここは銀座六丁目付近。
向こう見える高速高架道路付近が銀座八丁目。
写真の見通せるところが銀座通り
かつてここは都電が通っていて、廃線に伴い軌道で使わていた御影石が歩道に再利用されています。
一方、日本橋から北方面に行くと、室町三丁目交差点まで国道4号・国道17号と重複しているようです。
写真の室町三丁目交差点から北は、国道17号
構成道路を整理すると、
起点の新橋 - 日本橋交差点 国道15号
日本橋交差点 - 日本橋 国道1号 ( 国道20号と重複 )
日本橋 - 室町三丁目交差点 国道4号 ( 国道17号・国道6号と重複 )
室町三丁目交差点先 国道17号
さて、道路の起点である日本国道路元標は写真赤丸のところにあり、
そのレプリカが元標の広場にあります。
日本国道路元標を複製したメダルを見るとこの文字は当時の総理大臣「佐藤栄作」氏が書いたもので
中央の十字が正に起点です。
(キーホルダーは非売品、現在配布はしていません)