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2025 春色に染まり華やぐ 歴史感漂う「江戸桜通り」

 2025 春色に染まり華やぐ 歴史感漂う「江戸桜通り」

 外堀通り(日本橋本石町1-3)から昭和通り(日本橋本町1-5)に至る、全長約500mの江戸桜通りに植栽されている約80本のソメイヨシノが咲き揃い春の彩りに満ち溢れています。            平成17(2005)年、歌舞伎「助六由縁江戸桜」に因んで「江戸桜通り」という愛称名が付けられ、通りの中央と東西両端には、12代市川團十郎揮毫の「江戸桜通り」の石碑が設置されています。      中央通り西側エリアを描いた歌川広重「名所江戸百景 するがてふ」は、富士山を望み、通りの両側に現在の日本橋三越、三井本館の前身である越後屋呉服店が整然と立ち並び、多くの人が行き交い、往時の江戸日本橋の繁栄を物語っています。            現在、通り沿いには、国指定重要文化財の日本銀行本店本館、三井本館、三越日本橋本店の重厚感のある歴史的建造物を始め、明治、大正、昭和、平成、令和各時代の建造物が立ち並び、歴史の流れを体感できる都市空間です。     当該エリアは「街並み景観重点地区」に指定されており、地域の主体性に基づき一体的な街並み景観づくりが進められています。                                   日本橋エリアでは、3月19日~4月6日まで「SAKURA FES NIHONBASHI 2025」が開催中で、街全体が桜色に染まり華やいでいます。中央通り街路灯フラッグ、優雅に風に揺らぐ大型商業施設並びに福徳の森の「桜暖簾」、祭り気分を盛り上げるコレド室町テラス大屋根広場の「桜提灯」、大型商業施設の幻想的な「桜ライトアップ」、桜をテーマにしたグルメやグッズなど、五感で楽しむ春のひとときが演出されています。