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2022 秋彼岸の象徴花「曼殊沙華」

 2022 秋彼岸の象徴花「曼殊沙華」

 ヒガンバナ(彼岸花)は、古く中国から渡来したとされる、ヒガンバナ科ヒガンバナ(リコリス)属の多年草。           同属の種にキツネノカミソリ、ナツズイセン、ショウキズイセン、シロバナマンジュシャゲ(シロバナヒガンバナ)などがあります。  春先、地温を感じて花芽の分化が始まり、夏の高温下一旦花芽の発育が抑えられ、秋、地温が下がると発育を再開し、彼岸頃に、真っすぐに伸びた花茎の先端に鮮やかな朱色の花を付けることから名付けられたとされます。                    地中の鱗茎にリコリンなどの有毒のアルカロイドを含み、6枚の花被片は細く、強く反り返り、雄蕊は長く突出し、独特の咲き姿です。英名はRed spider lily。地方により、「曼殊沙華」「死人花」「墓花」など様々な呼び名があります。              通常3倍体の染色体を持ち、花は咲けど実は結ばず、鱗茎が分かれ栄養繁殖し、土手、堤防、畦、道端、墓地、線路の際など、人手の入っている場所に生育しています。                 花が咲いた後に線形の葉が伸び、翌春に枯れ、通常の草花とは逆の生態を持ち、その葉と花を一緒に見ることがない性質から、別名「葉見ず花見ず」とも呼称されます。                尚ヒガンバナに似たネリネ(ダイヤモンドリリー)はヒメヒガンバナ(ネリネ)属で別属です。      石川島公園南端、相生橋南詰の複合施設「相生の里」前の隅田川テラス土手に群生するヒガンバナがこの季節らしい風情を醸し出しています。